江崎グリコ、明治(meiji)から乳児用液体ミルクが誕生!
災害時など緊急事態にも大いに役立つ見込み。
今までの粉ミルクでのデメリットを解消か?
なぜ今?もっと早く生産できていたはずでは?
詳しく解説していきます。
国内初 乳児用「液体ミルク」が登場!
3月11日、江崎グリコは、国内初となる液体ミルク「アイクレオ」(125ml 200円税別)を発売開始しました。
また、3月13日、明治(meiji)が乳児用液体ミルク「明治 ほほえみ らくらくミルク」(240ml 215円税別)を発表しました。
3月下旬には一部施設で先行販売し、4月から全国のドラッグストアやベビー専門店などで発売予定です。
今回の液体ミルクは、哺乳瓶に移し替えることですぐに飲める為、子育てする親にとって非常にありがたいものであり、発売早々売り上げが伸びています。
また、災害時や緊急時に大いに役立つとされていてます。
「赤ちゃんにとっては母乳が最良の栄養源である」という考えの元、品質改良され発売に至った「液体ミルク」。
今まで赤ちゃんにあげるのは母乳か粉ミルクでしたが、今回の液体ミルクの発売によって新しい選択肢が増え、赤ちゃんミルクに対する常識も変わってきそうですね。
液体ミルクはメリットだらけ?
今回、国内初誕生した液体ミルクには「すぐに飲めることによる利便性が高い」「調乳作業が不要」「常温で6~12ヵ月保存可能」「災害現場等でも使用できる」といったメリットがあります。
これらのメリットは、今まで当たり前になっていた粉ミルクと同様の成分を含んでいながら、粉ミルクのデメリットを解消したものとなっています。
まさに粉ミルクの革命と言っても過言ではないでしょう。
少し分かりやすく説明します
・通常10分程かかる粉ミルク調乳だが、液体ミルクはお湯で溶かすことや70度以上に温めなくてよいので5秒ほどで準備完了できる。
・安全な水やお湯の確保が難しい過酷な災害現場でも、調乳されている液体ミルクは「水が不要」で「高い品質が保持できる」ので、安心して赤ちゃんにあげることができる。
・粉ミルクは調乳の度に容器を開けたり閉めたりすることで、少なからず外部の細菌が混じってしまうが、液体ミルクは「無菌状態でパッキングするため、細菌が外部から入る心配がない。」
ということです。
日頃、仕事と家事に追われ時間がない忙しいママさんにとって、超時短な液体ミルクは本当に子育ての強い味方になりますよね。
また、実際に2016年熊本地震の際は、フィンランドから支援物資として贈られてきた液体ミルクが大活躍し注目を浴びたようです。
もっと早く製造・発売できなかったのか?
多くの人が液体ミルクの発売を待ち望んでいた中、国産の液体ミルクが製造・販売されなかった理由は、日本では液体ミルクに関するはっきりとした規格がなかったからです。
液体ミルクはアメリカやイギリスなど欧米では広く普及しているものの、日本ではこのはっきりとした規格がなかったので製造や販売ができない状態が続いていたようです。
しかし、液体ミルクは2018年8月の法改正により、厚生労働省や消費者庁の審査によって国内で国産の液体ミルクの製造・販売が認められました。
開発者は、2016年の熊本地震の際、フィンランドからの支援物資として日本に贈られ、多くの赤ちゃんを救った液体ミルクを見て
「国産だともっと安心して赤ちゃんにあがられるのでは」と頑張ったようです。
やはり、どんなものでも国内産(日本産)は安心ですよね。
今回、法改正を受けて国内で国産の液体ミルクの製造・販売が可能になり本当に良かったと思います。
まとめ
液体ミルクは、調乳の手間や育児の負担を軽減させるだけでなく、災害時には赤ちゃんの命を支え、救うこともできます。
育児をされる方々にとって本当にありがたい商品だと思います。
今後、災害備蓄も粉ミルクから液体ミルクに変わっていくだろうし、ますます広く世の中に普及していきそうですね。
こういった生活に役立つありがたい製品が、もっともっと開発されていくといいですよね。